政略結婚から助けてくれたのは御曹司様



「し、志津香?」



いつも俺に抱きしめられて眠る志津香
毎日眠りにつくまで、顔を赤らめている

そんな志津香が俺にくっ付いている?
背中が熱い、
自分が熱いのか、志津香が熱いのか
わからない



『…さ、寂しくて…ね、眠れないの』



まさかの言葉にゴクリと唾を飲む
年下の志津香にここまで言わせてしまったのかと、後悔もある



ゆっくり志津香の方を向き
恥ずかしそうにしている志津香が可愛い



志津香の頬を両手で挟み上げる
顔を真っ赤にし、今にも泣きそうな目をしていて……やはり可愛いと思う



「俺も眠れなかった。毎日俺の腕の中で眠る志津香が、どんなに安眠を与えてくれているか、初めて知った」



そういうと、志津香の目から涙が溢れ出した


やはり可愛いと思ってしまう
指で涙を拭う、けど次から次へと流れ出す


失礼ながら、やはり可愛いと思う
思わず、志津香の唇を塞いでいだ



いつもなら軽く、触れるだけのキス
けど今日のことを考えると
それだけでは収まらなかった
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