政略結婚から助けてくれたのは御曹司様
毎日楽しそうな志津香
志津香が美紗子という友人が出来
裁縫教室を開き始めて
いつのまにか、裁縫以外も教えていた
けど、二人はいつも楽しそうに
俺が居ても、あまり気にならないのか
姉妹のように楽しげだ
「斗真さん、どうぞ」
そう言って俺にビールを注ごうとする
「ありがとう、光哉くん」
ビールを注ぎながら
姉妹みたいですね、と笑いながら話しかけときた相手…光哉くん
金森光哉くん、
志津香の友人である、美紗子の婚約者だ
光哉くんも俺と同様、毎日のように
「志津香さんが、志津香さんが」と
聞かされていた
こんなにも世話になっているなら
きちんと挨拶をしたほうがいいと思い
ある日の夕食に婚約者である光哉くんをお誘いしたわけで、
けど、こういう食事会も何度も開催され
いつのまにか、俺と光哉くんも
仲間意識というか、飲み友達になってしまった
光哉くんは俺より二つ年下
可愛い弟みたいなものだろうか
いつも食事が終われば
志津香と美紗子ちゃん二人で
リビングのテーブルに雑誌を広げで
なにやら話し込んだり笑ったり、
俺と光哉くんはのけものだ
のけもの同士、仲良く酒を交わす
「美紗子のやつ、志津香さんと仲良くさせていただいてから変わりました」
光哉くんは嬉しそうに美紗子ちゃんを見つめている