政略結婚から助けてくれたのは御曹司様


志津香はやっと20歳になる
そろそろ、結婚を考えている
すぐにでもしたかった


けど、未成年という言葉に足踏みをした
だが、いいかげん終わらせないと…




「志津香、ちょっといいか?」



洗濯物を畳みながら、んー?と
返事をする志津香


けど、俺がなかなか話出さないことに
何かを察知したのか手を止めて
俺の横に座り俺の腕に自分の腕を絡めた



『いい話…じゃないね』


志津香の察知力は半端ない
だから話しやすいから助かる



「志津香は来月で20歳になる。20歳になったら籍を入れようと思う。結婚式はこれから式場を探して…」


話をしていたら、ギュッと腕を握られていた



『それって、嫌な話じゃない』



確かにそうだ
これは前置きだ


「確かに…。結婚する前に、挨拶をしに行かないとダメだろ?俺の親は前に連れてった時に報告してあるからいいとして、志津香の方にはきちんと挨拶に行かないとダメだ」


これは俺なりのケジメだ
だから譲れない



『お祖父様なら大賛成ね。明日にでも連絡して予定を聞いてみるわ』



嬉しそうに言う志津香に首を振る
きょとん、としている志津香に
少し躊躇ったが、きちんと伝えた



「志津香の父親は赤城眞太郎さんだろ?そして母親は実和子さん……違うのか?」



志津香の瞳は揺れていた
無理もない…、ずっと伏せていた名前だ
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