政略結婚から助けてくれたのは御曹司様
『志摩子さん、父は余りよく思ってないと思います』
志摩子さんとのティタイム
父の事を話した
けど、志摩子さんはわかっていたらしい
「知ってるわよ、けど今回はOK出したってことはチャンスなのよ?溺愛してるのはわかるけど、志津香をふさわしい相手を選ばないと、志津香は幸せになれないわ。……もし赤城コーポレーションが倒産でもすれば、あなた達は確実に路頭に迷うわ……お父様は志津香を助けても、あの二人は助けないと思うわ」
両親と違い、私は祖父に可愛がられている
特に何もしていない
多分、両親と違い豪遊しないからだろう
小さい頃から貰ったお小遣いやお年玉は
特に使うこともせず、貯めていた
それを祖父に話したことがあった
そうしたら、貸金庫を貸してくれた
それから貯まると銀行員を呼び
貸金庫にお願いしている
祖父は私が銀行員にお願いするたび
喜んでいると聞いたことがあった
『志摩子さん……私ね、あの家を、なるべく早く出たい……。だから、政略結婚でも、なんでもいいから……』
志摩子さんは何も聞かない
けど、わかったわ、と言ってくれた
そして、二人だけの秘密ね、と
笑ってくれた
その時、志摩子さんがしてくれた
もしかしたら話が
まさか現実になるなんて
その時は全く思いもよらなかった