政略結婚から助けてくれたのは御曹司様
中へ入ると、たくさんの人がいた
着飾った女はおしとやかに振る舞い
タキシードを着た男は女を物色する
私もホールに放たれるのかと思ったが
志摩子さんは私から離れようとはしない
そして、ある人を見つけると
志摩子さんがその人に向け手を挙げた
「城ヶ崎さん、お久しぶりです」
父と変わらないくらいの年齢の人
志摩子さんに話しかけてきた
「お久しぶりです、堂本さん」
堂本さん……、
あー、志摩子さんが紹介したいと言っていた人も堂本っという名前だった
「陽介、もう少ししたらきます。本当に申し訳有りません」
堂本さんは志摩子さんに頭をさげる
「いいんですよ、あ、紹介しますね。私の姪の志津香、志津香、こちらこの前話をした堂本ホールディングス社長の堂本康介さん」
やはり、そう思った
『初めまして、赤城志津香です』
私が挨拶をすると
堂本社長は和かに笑ってくれた
「初めまして、堂本康介です」
挨拶をし、私達は堂本社長の息子さんが
来るのを待つことにした
っと、言っても
堂本社長と志摩子さんは
難しそうな話をしていて
私は一人、オレンジジュースが入ったグラスを持ち、ただホールを眺めていた