政略結婚から助けてくれたのは御曹司様



朝、目がさめると
陽介は居なかった


私が寝坊をしたんだ
時計を見れば
短い針が9を指していた



身体の怠さがまだ残っていた
何もつけていない身体
パジャマを拾い、身につけ寝室を出た


ダイニングに朝食らしきものが置かれていた
陽介が作ったんだろうか、


朝食と一緒に手紙が置いてある




志津香へ
身体は大丈夫?
あまりにも可愛い寝顔だったので
起こさずに行きます
今日は会食があるので
夕食はいりません、

それと外出する時は連絡すること
念のために、薬は飲んでね
高校は卒業させてあげたいから

愛してる




手紙と一緒に、
名刺と薬が置かれていた

見たことがある薬だ



ため息をつき、私はシャワーを浴びた
そして、気がついた


身体中には執着の跡があった
病気になった気分だ



シャワーを済ませ
遅い朝食を食べる


食器を片付ければ
やることがない


昨日の晩に、陽介さんが言っていた
必要なモノは全てコンシェルジェが用意してくれる
食材も1週間分、届けてくれる
必要なものを言えば、用意してくれるという

家政婦を雇わなかったから
それでいいだろう、と言ってきた


要は、私は部屋から一歩も出るなど
そういうことなんだろうか


それでも、学校がある
始まれば少しは違う、と期待をした
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