政略結婚から助けてくれたのは御曹司様



『で、でも…』


「志津香、あと半年くらいで卒業だよ?それなら子供だって作れる、志津香は子供ほしい?」




子供…
そんなの、無理だ
私はまだ17歳、18歳になるけど
それでも、子供なんて考えられない



志津香、



そう言って抱きしめてくる
慣れない
いつものことだけど…



『…ま、まだ…。陽介と、二人がいい』



陽介は満足そうに私の首筋にキスを
私の服の中に手を忍ばせる



『よ、陽介、』


「僕も、まだ二人がいい。まだまだ足りないんだ」



この半年でわかった
陽介の性欲、酷い
いつスイッチが入るのかがわからない

常に私を隣に置き
一緒に暮らした日に宣言した通り
会食がある日以外は
必ず私が作った食事を食べ
一緒にお風呂に入り
その場で食され

またベットの中でも食す
飽きないものなのか、と思う
飽きてほしいとさえ思った


月のモノがある時だけ解放される
その期間だけ、
陽介は会食が多い
そして、甘い香りを付けて帰ってくる


女だ
けど、私には関係ない
女がいるなら毎日そっちで済ませてほしい



それからの毎日は苦痛だった
誰とも話さず、時間が過ぎるのを待つだけ



外の空気に触れたくて
バルコニーに出るのが日課だ
それだけで生きている感じがした
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