政略結婚から助けてくれたのは御曹司様
普通通りに…
祖父が言った言葉は忘れよう
じゃないと、
陽介に気づかれそうだ
そう決めた数日後、
陽介がいつものように帰宅
いつもと変わらない夜、と思っていた
真っ暗な部屋、
ゆっくり、たっぷりの愛撫が続く
今日の陽介は変だ
いつも以上に執着してくる
明日も仕事だと言うのに…
間違えることなく
何度も私の名前を呼ぶ
そして私の中へと収まる
…っ!?
何かが違う…
何かが……
陽介を見れば、陽介の表情もいつもと違う
すぐにそれが何なのか分かった
『陽介、やめてっ!ダメっ!』
陽介は気にせず動き出した
『お願い、やめて。お願いっ』
陽介は煩い、と呟き
私の唇を自分の唇をぶつけてきた
唇にキスするのは嫌だと
今まで、どんな時でもしなかったのに…
そして、今まで妊娠は望まないと
避妊具を付け、薬を飲まされていたのにも関わらず、今日はそれが無い
塞がれた口は暑いモノに侵され
抵抗していた両手も
最も簡単に陽介の手により拘束される
何故……
何がどうなったのかわかんない
ベットに入るまでは
いつもと変わらなかった
わからない。
何かが起きた
そう思ったら、もしかしたら
私はもう二度と陽介から逃げられない
それが今日のコレだと思うと
妙に納得してしまった
「俺の果穂」
そう、この時から
陽介が変わってしまった