政略結婚から助けてくれたのは御曹司様



もう、どうでもいい
気持ち悪さも通り越し
何も考えられない



陽介は自分の夢が叶ったと
興奮冷めやまず
何度も私の身体を揺らした



それに耐えきれず、
私は意識を手放した





全てが地獄だ
もう、生きていきたくない
赤城のため、と思ったが
もう私が限界だ

もう、やめよう…




目がさめると、私はベットの中
起き上がると、パジャマを着ていて
陽介が着替えさせたのだとわかった

ベットには陽介の姿はなく
時計を見れば、朝寝坊した事に気がついた



着替えてリビングに行くと
キッチンに立つ陽介がいた



『ごめんなさい、寝坊してしまって』


「ん、いいんだ。僕が無理をさせたから。身体は大丈夫かい?」


『ええ、……、』



陽介は優しい、それは認める
けど、やはり愛していない



「座って、もう出来るから食べよう」


食事中、
やはり今日、結婚式だと聞かされた
10時には迎えが来ると


いよいよだ、
食事を終え、出かける準備をする
そして鞄の中にある物を忍ばせた




「用意できた?」


『はい、』



私は数ヶ月ぶりに外へ出た
風が…日差しが…気持ちいい


けど、これも数時間だ
私は二度と、風も日差しも
当たらなくなるんだ、
気持ちいいってさえ感じなくなる


陽介と車に乗り込み式場へ向かった
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