政略結婚から助けてくれたのは御曹司様
「僕が知らないとでも思った?赤城が君を取り返そうとしているの、気付かないわけないだろ?僕は絶対、君を離さない」
祖父が内密だと言っていた話
それを陽介は知っていた、
『…お祖父様…お祖父様は?』
私は慌てて陽介に駆け寄った
「ああ、元気に大人しくしているさ。会社を売っぱらって、隠居だ」
えっ…、会社を手放した?
お金が入ったのなら何故?
私の疑問が手に取るようにわかったようで、陽介は笑いながら答えた
「金は堂本が貰ったよ。君のご両親はやはり金食い虫だ。節制とあれだけ言われていたのに…、僕から援助してあげたんだ。もちろん会社にも赤城にも。」
衝撃な言葉に何も言えない
まさか、さらに両親が陽介から
お金を受け取っていたと思わなかった
そして、さらに恐ろしい言葉を発した
「こっちが金を渋れば、次は色仕掛けだ。君とは違ってアレは阿婆擦れだ。僕には下品すぎてね…、」
……、アレ、
誰のことを指しているのか
すぐに理解した
『……っ、な、なんてことを…』
祖父が私を解放するために作ってくれたお金を、両親が陽介から借りたお金に当てたから……私は解放されない
そして、それが陽介が意図的にやったことだと悟った