放課後、キミとふたりきり。

クラス展示は成功したけれど、消化しようのない気まずさが残ったのは、きっとわたしだけじゃなかっただろう。



「ごめんね、矢野くん……」

「なんで沢井が謝るんだよ」

「わたしがもうちょっとしっかりしていれば、矢野くんの負担も減ってうまく行ったかもしれないなと思って」



手元の写真はみんな笑顔で映っている。

けれどいつもなら栄口くんの隣りで中心に映っているはずの矢野くんは、この時は端っこでみんなに少し遠慮するように立っていた。


彼だけがなんだか明るい輪から取り残されているように見えて、切なくなる。



「うまくいったじゃん」

「え?」

「クラス展示。なんだかんだ結局あいつらもやる気だして、うまくいっただろ?」


終わりよければすべてよし、だろ。

そう言って笑う矢野くんに、確信した。



「やっぱり……矢野くんが怒ったのって、わざとだったの?」

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