君が好きになるまで、好きでいていいですか?
「順番………………って、えっ?」
肘をついて揺らしたグラスを見つめる浅野
「また出来ちゃった婚になるんだよなぁ」
そう言ってははっ、と肩を屈める
「…………はぁっ?!」
後藤、薫に加えて翔さんまで目を丸くする
「なぁ……ヨシ、一花のオヤジさんは許してくれるかなぁ」
「あなたって人は本当に何やってんだよ………また自分の立場落とすことを、もっと考えて行動できないのか?!」
まあ、ここは結果として仕方のないと言う事でと頭を掻く浅野に
呆れて息をつく
しかし………一花の父親には俺も一度思いきり殴られてるからなぁ………
「一花の父親が警察官なのは聞いてます?」
「へっ?!」
その一言で、一瞬にして顔を青ざめる浅野
やっぱり聞いてないか………
「剣道も、柔道も達人ですよ。今も確か現役だし」
「…………………」
性格は体育会系で、大の野球好き
自分の好きな球団以外は絶対に認めない人だ
小さいころ俺に野球を教えてくれたのも、一花の父親だ
高校まで野球をやっていた俺は、一花の彼氏として結構気に入られていた
まぁ………だからこそ別れた時は殴られ、絶縁されたが
曲がった事が嫌いな人だからなぁ………
「そんなに恐い人なのか?」
「ある意味、そうですね」