君が好きになるまで、好きでいていいですか?

「順番………………って、えっ?」

肘をついて揺らしたグラスを見つめる浅野


「また出来ちゃった婚になるんだよなぁ」


そう言ってははっ、と肩を屈める


「…………はぁっ?!」


後藤、薫に加えて翔さんまで目を丸くする


「なぁ……ヨシ、一花のオヤジさんは許してくれるかなぁ」


「あなたって人は本当に何やってんだよ………また自分の立場落とすことを、もっと考えて行動できないのか?!」

まあ、ここは結果として仕方のないと言う事でと頭を掻く浅野に


呆れて息をつく


しかし………一花の父親には俺も一度思いきり殴られてるからなぁ………


「一花の父親が警察官なのは聞いてます?」


「へっ?!」

その一言で、一瞬にして顔を青ざめる浅野

やっぱり聞いてないか………


「剣道も、柔道も達人ですよ。今も確か現役だし」


「…………………」


性格は体育会系で、大の野球好き
自分の好きな球団以外は絶対に認めない人だ


小さいころ俺に野球を教えてくれたのも、一花の父親だ


高校まで野球をやっていた俺は、一花の彼氏として結構気に入られていた

まぁ………だからこそ別れた時は殴られ、絶縁されたが

曲がった事が嫌いな人だからなぁ………


「そんなに恐い人なのか?」


「ある意味、そうですね」

< 280 / 333 >

この作品をシェア

pagetop