花盗人も罪になる
香織がりぃを連れて足を運んだ近所の緑地公園は、小さな子供を連れた家族連れで賑わっていた。
楽しそうな家族連れを眺めながら、遊歩道を歩く。
まだまだ結婚を焦る気はないけれど、いつかはあんなふうに好きな人と結婚して、子供を産んで幸せに暮らしたい。
その相手は大輔かもと、おぼろげに思い描いていた。
だけど今は、結婚どころか大輔がどこで何をしているのかさえわからない。
メールの返事をくれないことも、電話が繋がらないことも、原因がさっぱりわからない。
ため息をつきながら広場に足を踏み入れた時、香織の足元にピンク色のボールがコロコロと転がってきた。
香織はそれを拾い上げようと身を屈めた。
「すみません、ありがとうございます」
男性の声に顔を上げると、そこにはいつものスーツ姿ではないカジュアルな服装の逸樹の姿があった。
「あっ……村岡主任!」
「あれ?近田さんじゃないですか」
香織は逸樹にボールを手渡した。
「お近くですか?」
「ええ、すぐそこなんです」
楽しそうな家族連れを眺めながら、遊歩道を歩く。
まだまだ結婚を焦る気はないけれど、いつかはあんなふうに好きな人と結婚して、子供を産んで幸せに暮らしたい。
その相手は大輔かもと、おぼろげに思い描いていた。
だけど今は、結婚どころか大輔がどこで何をしているのかさえわからない。
メールの返事をくれないことも、電話が繋がらないことも、原因がさっぱりわからない。
ため息をつきながら広場に足を踏み入れた時、香織の足元にピンク色のボールがコロコロと転がってきた。
香織はそれを拾い上げようと身を屈めた。
「すみません、ありがとうございます」
男性の声に顔を上げると、そこにはいつものスーツ姿ではないカジュアルな服装の逸樹の姿があった。
「あっ……村岡主任!」
「あれ?近田さんじゃないですか」
香織は逸樹にボールを手渡した。
「お近くですか?」
「ええ、すぐそこなんです」