夜の図書室で
 あっ……、やってしまった。悔やんでも遅い。いまさら、口を閉じたって遅い。


 友達と修復不可能なケンカでもしたかのような、すごい嫌な空気が教室に充満していく。


「きっと明日には、この教室、出て行けるんだろうな。良かったねー、幽霊から解放されて」


 ナナちゃんの眼が笑っていない。もう、ナナちゃんも笑えなくなっている。
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