運命の恋は健康診断から始まる

そう聞くとますます楽しそうに笑みを深くする。


「俺の質問に答えないと教えなーい」


ム、ムカつく、けど。こっちも仕事が進まないと困ってしまう。


「五時ですけど」


仕方なくそう答えると結城さんは満足そうに微笑む。


くっ、無駄にかっこいいのがまた本当にムカつく。


なんかこの人と喋ってるとイライラしてストレス溜まる。本当に宗一郎さんとは真逆だ。


「ふうん。じゃあさ、今日仕事終わったらこっちに来れない?」


予想もしてなかった思いがけない言葉に目を丸くして結城さんを見ると予想外に真剣な顔で私を見ていてちょっと驚く。


「俺、心配なんだよね……あの人のこと。だから歩ちゃんに興味あるのは本当。ちょっと傷ついたけど、合格かな。ちょっとあわよくばって思っちゃったんだけどな」


あの人っていうのは、宗一郎さんの事なんだろうけど。やっぱり宗一郎さんと仲が良いっぽい?


それに、心配ってどういう事だろう。


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