運命の恋は健康診断から始まる
結城さん、私と年齢そんなに変わらないし。一回りも年が違う結城さんが宗一郎さんの何をそんなに心配してるんだろう。
「来てくれないと、そこの質問教えない。聞かないと困るでしょ?」
そう言って結城さんは問診票を持って立ち上がる。
「え、ちょっと……ほんとに、困ります!」
慌てて立ち上がって問診票をとろうとするけど、結城さんはニッコリ笑って私がとろうとした問診票を後ろに隠す。
「六時に、うちの会社の隣にある公園で待ってるね。あ、できれば電車で来て」
私の言葉を無視して勝手にそう言った結城さんは検査の方に行ってしまう。
呆然と見送ってしまって、ハッとする。
なんか、会う約束させられたし。どうしようと思うけど……なんかそんなに悪い人じゃない、かも。