運命の恋は健康診断から始まる
心臓がドキドキいっていたけど、俺はやっぱりその子の事を知りたいと思っていて、その衝動を押さえることができなかった。
この時は自分が男として欠陥がある事なんて、すっかり頭から抜け落ちてしまっていたのだから恐ろしい。
偶然でも会えたことに舞い上がっていたのかもしれない。
自分でも信じられないくらい俺は積極的に行動していた。
昼飯に誘ったり、連絡先聞いたり、このチャンスを逃しちゃいけないと思って結構必死だった。
年齢は気になるとこではあったけど、歩ちゃんも俺に好意を抱いてくれてるような気がしたから、それも吹き飛んでしまった。
何より趣味が同じで、本の好みが似ていることも嬉しかった。
歩ちゃんは、本当に知れば知るほど優しい子だった。