運命の恋は健康診断から始まる

その間に急いでラーメンを食べてごちそうさまでしたと手を合わせて、ふうっと息を吐く。


すごくおいしかった。今度はお腹いっぱいになって大満足でお腹をさする。


私が食べ終わるのを待っていたらしい高倉さんがまたそんな私をじっと見つめる。


「ねえ、俺も名前で呼んでるし。歩ちゃんも俺のこと名前で呼ばない?」


水を飲もうとした私はそう言われて手を止める。


「名前……ですか?」


男の人を名前で呼ぶとか、あんまりないから戸惑っちゃうけど。高倉さんは私を見てニッコリと微笑む。


「うん。宗一郎でもいいし、長いから短くしてもいいよ。宗ちゃんとか全然あり」


そ、宗ちゃんて。それはちょっと恥ずかしいから無理だけど。なんかちょっとからかわれてるような気もするし。


だって、高倉さん。ものすごく楽しそうに私の顔を見てる。


< 37 / 219 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop