最悪な政略結婚を押しつけられましたが、漆黒の騎士と全力で駆け落ち中!
私は気にせず、どっこいしょと地面に座り込む。
ふぅ、なんだかひどく体がだるいし、熱っぽい。いきなり風の力を使った反動がきているのかもしれない。
「じゃあ、どうするのよ! ここであんたと干乾びるなんてごめんだわ!」
「だからって、叫んでも空気の無駄遣いでしょ? この岩壁を私たちが生きてる間にどかすなんて、どうせ不可能よ」
「もっと慌てなさいよ! こんな状況なのに横で平然とされてたら、まるで私が小心者みたいじゃない!」
「平然としてるんじゃなくて安心してるの。エヴルを巻き込まなくて本当に良かったって」
「お気楽でいいわね! さすが世間知らずの令嬢だこと! ……もう少しで、あともうちょっとで王妃の座が手に入ったのに!」
夫人が悔しそうに歯噛みする姿を、私は岩壁にグッタリもたれ掛りながら眺めていた。
体のだるさはどんどん増して、体の節々に不快感があって、頭がぼんやりする。
きっと熱が急激に上がってきているんだ。
夫人は未練がましく岩の隙間を探したり、大声で叫んだりしていたけれど、どうにもならないと悟るやそのイライラを私にぶつけてくる。
「それもこれも、全部あんたのせいよ! あんたが邪魔したせいでこうなったんだわ!」
「そのすごい言いがかり、自分で言ってて恥ずかしくならない?」
「なんと非難されようと、やっとのことで私はここまできたのよ! ずっと独りでどれほど大変だったことか! 苦労知らずの令嬢には想像もつかないでしょうけどね!」
ふぅ、なんだかひどく体がだるいし、熱っぽい。いきなり風の力を使った反動がきているのかもしれない。
「じゃあ、どうするのよ! ここであんたと干乾びるなんてごめんだわ!」
「だからって、叫んでも空気の無駄遣いでしょ? この岩壁を私たちが生きてる間にどかすなんて、どうせ不可能よ」
「もっと慌てなさいよ! こんな状況なのに横で平然とされてたら、まるで私が小心者みたいじゃない!」
「平然としてるんじゃなくて安心してるの。エヴルを巻き込まなくて本当に良かったって」
「お気楽でいいわね! さすが世間知らずの令嬢だこと! ……もう少しで、あともうちょっとで王妃の座が手に入ったのに!」
夫人が悔しそうに歯噛みする姿を、私は岩壁にグッタリもたれ掛りながら眺めていた。
体のだるさはどんどん増して、体の節々に不快感があって、頭がぼんやりする。
きっと熱が急激に上がってきているんだ。
夫人は未練がましく岩の隙間を探したり、大声で叫んだりしていたけれど、どうにもならないと悟るやそのイライラを私にぶつけてくる。
「それもこれも、全部あんたのせいよ! あんたが邪魔したせいでこうなったんだわ!」
「そのすごい言いがかり、自分で言ってて恥ずかしくならない?」
「なんと非難されようと、やっとのことで私はここまできたのよ! ずっと独りでどれほど大変だったことか! 苦労知らずの令嬢には想像もつかないでしょうけどね!」