最悪な政略結婚を押しつけられましたが、漆黒の騎士と全力で駆け落ち中!
「ど、どういうことなんですか!?」
「どうもこうも、我らは本来、人とは関わり合えぬ身。禁忌を犯していたのが知られた以上、二度とは会えぬ」
「なに言ってるんですか! そんなの嫌です!」
「そうです! 皆様は世界を救った英雄なのに、特例は認められないのですか!?」
エヴルも私も、顔を強張らせながらふたりに詰め寄った。
二度と会えないなんて、絶対に嫌だ。
イフリート様もノーム様も、ずっとずっと一緒に暮らしてきた家族なんだ。
いきなり『はいわかりました。さようなら』で済ますことなんかできない!
「誰がそんな意地悪なこと言ってるんですか!? 神界のリーダーとかですか!? 私が話をつけますから、そのリーダーの所に連れて行ってください!」
「いえ、リーダーとかは関係なくて、これはとうぜんの掟なんです」
「そんな掟、ぜんぜん当然じゃないです! 家族を引き裂くのが掟なんて間違ってる!」
「キアラよ、落ち着け。人間には人間の掟があるように、我らには我らの譲れぬ掟がある」
「だから、そんなの変です! いままでずっと一緒にいられたのに! なんで人間と精霊は一緒にいちゃだめなんですか!?」
私の言葉を聞いたイフリート様とノーム様が、驚いたように目を丸くした。
そしてお互いの顔を見合って、堪えきれないようにプッと吹き出す。
「な、なにがおかしいんですか!? 笑ってる場合じゃないでしょ!?」
「キアラよ、やはりお前は紛うことなくジンの子孫なり」
「……え?」
「言ってることが、まったく一緒ですねぇ。ジンもおなじことを言ってました」
「人間と精霊が一緒になって、悪いか? ……そう言って、ジンは世界を超えた。許さぬと言うのならこんな世界に用はない、とばかりに」
「どうもこうも、我らは本来、人とは関わり合えぬ身。禁忌を犯していたのが知られた以上、二度とは会えぬ」
「なに言ってるんですか! そんなの嫌です!」
「そうです! 皆様は世界を救った英雄なのに、特例は認められないのですか!?」
エヴルも私も、顔を強張らせながらふたりに詰め寄った。
二度と会えないなんて、絶対に嫌だ。
イフリート様もノーム様も、ずっとずっと一緒に暮らしてきた家族なんだ。
いきなり『はいわかりました。さようなら』で済ますことなんかできない!
「誰がそんな意地悪なこと言ってるんですか!? 神界のリーダーとかですか!? 私が話をつけますから、そのリーダーの所に連れて行ってください!」
「いえ、リーダーとかは関係なくて、これはとうぜんの掟なんです」
「そんな掟、ぜんぜん当然じゃないです! 家族を引き裂くのが掟なんて間違ってる!」
「キアラよ、落ち着け。人間には人間の掟があるように、我らには我らの譲れぬ掟がある」
「だから、そんなの変です! いままでずっと一緒にいられたのに! なんで人間と精霊は一緒にいちゃだめなんですか!?」
私の言葉を聞いたイフリート様とノーム様が、驚いたように目を丸くした。
そしてお互いの顔を見合って、堪えきれないようにプッと吹き出す。
「な、なにがおかしいんですか!? 笑ってる場合じゃないでしょ!?」
「キアラよ、やはりお前は紛うことなくジンの子孫なり」
「……え?」
「言ってることが、まったく一緒ですねぇ。ジンもおなじことを言ってました」
「人間と精霊が一緒になって、悪いか? ……そう言って、ジンは世界を超えた。許さぬと言うのならこんな世界に用はない、とばかりに」