プリズム!
(『今の方が良いみたい』…?)
その不思議な言い回しには首を傾げながらも、思ってもみなかった夏樹からのプレゼントに、顔がにやけていくのを抑えられない。
「あっ…ありがとうっ!」
堪らなくなって、その差し出された包みでなく夏樹ごとガバッと抱きついたら「ちょっ…まさやっ!?何っ…」…と、抗議の言葉が腕の中から返って来た。
「ごめんごめん。あんまりにも嬉しくってさ」
先程よりも、もっと真っ赤に頬を染めて上目遣いに見上げて来る夏樹に。(…いや、睨んでるとも言うが…。)気を取り直して「ありがとう」と深々と頭を下げると。
「すっげぇ!嬉しい♪これ、開けて良い?」
一応、本人の確認を取ってみる。
すると…。
「うん。今…開けて欲しい…」
他意はないのだろう。
だが、その不安気なような…照れているような…不思議な表情で、じっ…と見上げて来る夏樹の瞳に、思わずドキリとした。
(か…可愛すぎるだろッ!!)
一人ドギマギしながらも、その場で包みを開けに掛かる。
最初に手にした時から布物だということは分かったが、それは…。
「これ…マフラー…?」
「うん。雅耶がマフラーしてるの見たことなかったから、良いかなって思って…。普段は『鍛え方が違うから』必要ないかも知れないけど…今は寒いし、あっても良いでしょう?」
そう、悪戯っぽく笑う夏樹が堪らなく愛おしかった。
その不思議な言い回しには首を傾げながらも、思ってもみなかった夏樹からのプレゼントに、顔がにやけていくのを抑えられない。
「あっ…ありがとうっ!」
堪らなくなって、その差し出された包みでなく夏樹ごとガバッと抱きついたら「ちょっ…まさやっ!?何っ…」…と、抗議の言葉が腕の中から返って来た。
「ごめんごめん。あんまりにも嬉しくってさ」
先程よりも、もっと真っ赤に頬を染めて上目遣いに見上げて来る夏樹に。(…いや、睨んでるとも言うが…。)気を取り直して「ありがとう」と深々と頭を下げると。
「すっげぇ!嬉しい♪これ、開けて良い?」
一応、本人の確認を取ってみる。
すると…。
「うん。今…開けて欲しい…」
他意はないのだろう。
だが、その不安気なような…照れているような…不思議な表情で、じっ…と見上げて来る夏樹の瞳に、思わずドキリとした。
(か…可愛すぎるだろッ!!)
一人ドギマギしながらも、その場で包みを開けに掛かる。
最初に手にした時から布物だということは分かったが、それは…。
「これ…マフラー…?」
「うん。雅耶がマフラーしてるの見たことなかったから、良いかなって思って…。普段は『鍛え方が違うから』必要ないかも知れないけど…今は寒いし、あっても良いでしょう?」
そう、悪戯っぽく笑う夏樹が堪らなく愛おしかった。