☆お見舞いに来てください☆
「さ、行きましょうか」
「はい」
璃子は満面の笑顔で並んで歩く。
そして店屋に着き、注文した焼き鳥を食べるとさらに幸せな気分になった。
「美味しい〜」
「仁科さんは本当に美味しそうに食べますね。この前も思いましたが、食べ方も綺麗だし見てるとこっちまで食が進みます」
「そんな、お恥ずかしいです。ただ食い意地かはってるだけですよ」
「いやいや、連れてきた甲斐がありますよ。僕は基本よく食べる人が好きなので」
「!?」
璃子はビックリして焼き鳥を喉に詰まらせそうになった。
「ゴホゴホ……」
「大丈夫ですか?」
「み、水嶋さんが変なこと言うからっ」
嬉しいのと恥ずかしいやらで顔が真っ赤になる。
今の言葉にはやたらと破壊力がある。
「本当可愛いですね」
それを見て水嶋がさらに追い討ちをかけるように優しく笑う。
「もうやめてくださいよっ」
「ハハ、本当に素直で可愛い。こんな風に食べてくれるなら僕も嬉しい。よかったらまた今度焼き肉でも食べに行きませんか?」
「えっ?」
「友達がやってる店で美味しい店があるんです。ぜひとも仁科さんを連れて行きたいと思いまして」
「い、いいんですか?」
「もちろん。僕が仁科さんと食べたいんです。あなたさえ迷惑じゃなければ」
「滅相もない!嬉しいです。焼き肉食べたいです。ぜひにでも行かせてください!」
「良かった」
水嶋が安堵したように優しく笑う。