☆お見舞いに来てください☆

まさか中嶋さんからそんな言葉を聞くなんて思わなかったけど、すぐに嬉しくなった。
中嶋さんの言葉が胸を温めてくれる。
誰であろうと好きな人を誉められるのは心地がいいものだ。


「彼とは長いの?」

「いえ、まだ最近で……」


誘導されるよう、正直に話していた。昔から思ってはいたけれど彼は話しやすい。
吸い出されるよう本音がポロリと落ちる。


「まだまだこれからです」

「そうなの?でも秀くんのあの感じだと……。
案外ゴールインはそう遠くはないかもね。二人の門出の時は是非とも僕も呼んでほしい」

「……へ?」

「なんなら僕が新婦の父親役になるよ。一緒にバージンロードを歩いてあげる」


なんて言われ、今日一番の恥ずかしさが込み上げた。
顔は既に真っ赤。すでに湯気でも出そうな勢いだ。


「き、気が早いです!私達はまだそんな……」


そう言ったのは言うまでもない。
真っ赤になりなが否定する私を見て、中嶋さんはとても楽しそうに微笑んだ。
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