☆お見舞いに来てください☆

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その夜、夕飯も終わり食器の片付けをしていると、台拭きでテーブルを拭き終えた先生が私の顔を覗き込んだ。


「何かいいことあった?」


うっかり顔に出ていたのだろうか?
私の真横に立ち「ん?」と顔色を伺ってくる先生に私も「ん?」と返す。


「どことなく今日はご機嫌だなーて」

「そうですか?」


そんなに分かりやすいのかと、少し恥ずかしくなった。
でも今日は先生の言う通り気分がいい。
そして隠す必要もない。中嶋さんと会った出来事を正直に話すと、先生はまるで自分のことのように喜んでくれた。


「それはよかったね」

「はい。色々話せて良かったと思います」


食後のデザートはシュークリームだ。
帰り際中嶋さんが「良かったら」とお土産にくれたもの。
それを頬張りながら私達はソファーに座る。


「中嶋さん驚いてました。私と先生が一緒に暮らしてること」

「ああ、そっか」

「でも先生が相手なら安心だとも言ってましたよ?」

「それは嬉しいね」


先生も満更じゃない表情だ。そして安心した顔付きにもなる。そんな素振りを見ていたら、もしかしたら先生も私と中嶋さんのことを少しは心配しててくれたのかもしれない。
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