☆お見舞いに来てください☆
それでも気分は朗らかだった。
色んな感情が交ざり合う中、先生の優しさに守られてる気がする。
もしかしたらこういうのを幸せだというのかな?
先生の思いに感謝しつつ、私も自分の支度に取り掛かる。
けれど、環境の変化は突然やってくる。
そんな穏やかな生活はその日を境に微妙なものとなったから。
それからすぐのことだった。三島先生が倒れ、病院に運ばれたと聞いたのはちょうどその日の昼のこと。
先生から事情を聞き、仕事を終え病院に駆け付けた時、三島先生は腕に点滴をし、病室のベッドに横たわっていた。
「あ、後藤ちゃん…」
「三島先生大丈夫てすか?」
意識を取り戻していた先生は私を見るなり手を振った。
よかった…
思ったより元気そうだ。
顔色は青白いものの、私に向かって笑顔を見せてくれる。
それを見た瞬間ホッと肩の力が抜けた。
「とりあえず簡単な着替えと秀先生から預かった鞄を持ってきました」
「どうもありがとう」
仕事中に倒れた三島先生は少しの間入院することになった。
手が空いていた看護婦に付き添われ救急車に運ばれたのはいいのだけど、必要な荷物が何もなかった。
なので私がピンチヒッターに。
仕事を抜け出せない秀先生の代わりにこうして様子を見にきたのだ。