☆お見舞いに来てください☆
「ただいまです。荷物持ってきましたよ」
思ったより時間がかかっちゃった。
そう思いながらも先生からの返事はない。
よいしょっと荷物を抱え、仕切られているカーテンを開けたところで私の足は固まった。
え……
そしてこの目を疑った。
「ど、どうしたんですかっ!?」
三島先生が泣いていた。
ベッドに座りながら顔を伏せ、タオルを顔に当てている。
彼女の声を殺しながら泣く姿が見え私を驚かせた。
「ちょっ、三島先生……」
何事かと焦った私は荷物をその場に起き、ベッドの側に駆け寄った。
もしかして体調が…
「大丈夫ですか?どこか痛むんですか?ナースコールを押しましょうか?」
あの三島先生が泣くなんてよっぽどのことだ。
体調が悪化して苦しんでるのかもしれない。
だけど、ナースコールを押そうとした手はすらりと細い腕に捕まれてしまう。
「やめて、違うの…」
私の心配をよそに三島先生は力なく顔を横に振った。
そして驚く言葉を私に向ける。
「ちょっとナーバスになってるだけ…」
「え?」
「急に不安が……ね。柄にもなく怖くなっただけよ」
……怖く?
思わず動きを止め、その姿をじっと見つめた。
そしてドキッとした。
捕まれた三島先生の手が小刻みに震えてる。