☆お見舞いに来てください☆
「璃子、これはもう絶対に脈ありだね!いーや、脈ありどころか二人は両思い、絶対相思相愛だよ!」
マユの興奮がすごい。
まるで自分のことかのように浮かれている彼女の姿に、見ているこっちが一歩引いて冷静になってしまう。
「やっぱりそうかな?そう思っちゃう?」
とは思いつつも、璃子も正直浮かれないはずがない。
最近より親密な関係になった水嶋との距離の近さと、今朝の一件。
目の前のマユじゃないけれど、誰だって自惚れてもいいっていうか、間違いだとは思わないかもしれない。
「こりゃあ、くっつくのも時間の問題だって、近いうちに絶対向こうからアプローチがあるよ!」
「だと嬉しいんだけどね。私もそうなれたらいいなってすごく思うし」
「あと一押しだよ!気を抜かずに頑張りな!成功を祈る」
「はは、ありがとう。水嶋さんと今後進展があったら真っ先にマユに報告するからね」
璃子はまんざらでもない笑みでウーロン茶をストローですする。
早く水嶋さんに会いたいなぁ、なんて。
けれどそう上手くいかないのが人生。
甘くないのも人生。
上手くいきそうでいかないのが恋愛のだいごみだ。
恋愛を甘くみてはいけない。
この時、浮かれ過ぎていた璃子がそれに気づくのはそれから1ヶ月ほど先の話し…