☆お見舞いに来てください☆

人生初のプロポーズ。
きっと世の中の普通の人なら素直に喜んでることだろう。

大好きな人からのプロポーズなら尚更泣いて感動するのかもしれない。
けど私は素直に喜べなかった。
何故か戸惑いと不安のが大きかった。
こんなに大好きなのに。
もしかしたら私は普通じゃないのかもしれない。

そもそも普通ってなんだ?
そんな葛藤しながら気づけばもうあのプロポーズから2週間が経過しようとしている。

時の流れは自分が思ってるよりけっこう早い。

そして先生は普通だ。
何も変わらない。
だから私も普通に接してるつもり。

仕事がない日は一緒にご飯を食べ、時間があればお出掛けして夜になれば同じヘッドで眠る。
そんな平穏な毎日。

だから時々忘れそうになる。
先生にプロポーズされたってことを。

あの日貰ったレモンティーは飲めないまま。
私の部屋の机に置いたままでいる。



*****


「……ねぇ、最近後藤元気なくない?」


そんな時、ずいっと顔を近づけられた私は持っていたカップを落としそうになった。
ハッと顔を上げればモデル並みの綺麗なお顔がドアップに。
三月さんにひょっこり顔を覗き込まれてわっ、と不意打ちをくらう。
< 394 / 446 >

この作品をシェア

pagetop