☆お見舞いに来てください☆
もしかして先生にとってあれはそれほど重要なことじゃなかったんだろうか?
それともあの時のプロポーズはただの勢いだった?
いやいや。
先生に限ってそんないい加減なことはしない。
あの時の熱意は本物だった。
と思う…。
先生は実際どう思ってるんだろう。
何も言われないから分からない。そして私も何も伝えてないから謎のまま。
このまま私が何も言わなかったらあのプロポーズは自然消滅でもしてしまうのだろうか?
そんなことを思ったら少し悲しくなったけど、曖昧にしてる私が全部悪い。
そうなるとやっぱり私がちゃんとしなきゃと思うわけで、そんな複雑な心境の中約束の花火の日がやってきた。
この日仕事が休みだった私は昼から浴衣に着替え、念入りに化粧する。
髪もアップにまとめ、何度も鏡の前で全身を確認した。
以前友達に誘われて着物の着付け教室に通っていたことがあるので、少しもたつきつつも、自分で着ることができた。
「こんな感じでいいかな?」
先生に浴衣姿を見せるのは初めてだ。
なんか緊張。大丈夫かな?私変じゃないよね?
なんて考えてると、ピコンと突然先生からの連絡が入る。
「未来ちゃんごめん、急な手術が入ったから少し遅れると思う」
そんな内容だった。
少し気落ちしつつも納得して頷いた。
「分かりました。終わったらまた連絡くださいね。待ってます。お仕事頑張ってください」