☆お見舞いに来てください☆
まさかの告白現場にその場から動けなくなる。
彼女はとても清楚で純粋そうで、まさにお嬢様タイプ。
瞳も大きくパッチリしていて、新しくここの病院のスタッフとして入った時も院内で美人だと噂になっていた。
そして彼女のすごいところは容姿だけではない。
何を隠そう本物のお嬢様だからだ。
どこの会社までは忘れたが、どこかの社長令嬢だということもほぼ皆知っている。
私は正勤ではないし、彼女との接点はほとんどない。
だけど時々通路ですれ違うことはあり、患者への対応もとても丁寧で印象的だった。
だからビックリした。
まさか彼女が…
水川さんは秀先生狙いだったんだ…
ゴクリと思わず息を飲む。
そしてこんな風にドア越しから聞こえるってことは、けっこう近くでのやり取りに違いない。
聞いちゃいけない。
そう思いつつも気になって聞き耳をたててしまう。
「ひと目見た時から恋に落ちてました。まさに私の理想の人だって。良かったら私とお付き合いしてもらえませんか?」
「………」
ハッキリとした好意だった。
普段患者に見せるおしとやかな口調とは違い、力強い口調で先生に思いを向けている。
そして続けざま、彼女は更に驚くことを言い放つ。