☆お見舞いに来てください☆
「できれば結婚を前提に…」
「え?」
「私、結婚するなら先生みたいな人がいいんです。優しいし誠実だし、先生みたいなしっかりした人だったらうちの父も快く受け入れてくれると思うんです。だから…」
「………」
先生からの返答はない。
黙って彼女の話を聞いてるようだった。
やけに居心地の悪い沈黙が続き、私は内心生きた心地がしなかった。
だってまさかのプロポーズ。
結婚を前提にだなんて、なんて大胆な告白なの?
「………それは、ただ俺が水川さんのお父さんに気に入られると思うから結婚したいの?」
「ち、違います!それは二の次で、本当に先生が好きなんです!大好きから結婚もしたいと思ってっ」
「……そう」
「お願いします。私と付き合ってください!」
かなりぶっ飛んだ告白だが、彼女の熱意を感じる。
水川さんは本気だ。
ーー嫌、だ。
急に焦りが沸き上がる。
このまま飛び出したい衝動を必死で押さえ込んだ。
先生に限って間違いはないと思っていても、大きな不安が込み上げる。
大丈夫だよね?
ちゃんと断ってくれるよね?
そんな緊切羽詰まった思いが押し寄せた時、先生の希望に満ちた声が聞こえた。