☆お見舞いに来てください☆
「少し羨ましいです」
「え?」
「彼女みたいな告白はきっと私にはできないから」
先生の動きが一瞬止まる。
アホだ。こんなこと言うなんてバカげてる。
変に思われたらどうしよう。
そう思ったけれど、私の口は何故か意思に反して言うことを聞かなかった。
「私はあんな風に必死になって誰かに思いを告げたことはありません。あんなに可愛くもできないし…」
「そうかな?未来ちゃんは俺の前では十分可愛いと思うけど?」
「それは謙遜ですよ。過剰評価し過ぎです」
自信無さげに俯いた。
私もあんな風に素直に体当たりできたら楽なんだろうか?
彼女の真っ直ぐなあの純粋さが羨ましい。
眩しいと思ってしまうのはやっぱり私がマイナス思考だから?
「あ、でも断ってくれてありがとうございます。ホッとしました。嬉しかったです」
「当たり前だよ。俺には未来ちゃんしかいないのに」
その言葉は今の私にはかなりの安心材料だ。
俯いたまま胸が熱くなる。すると私の顎に先生の手が触れ、そっと持ち上げられた。
視線と視線が合わさるとなぜか先生の眉が額の中心に寄せられる。
「もしかして、俺が彼女の気持ちに靡くとでも思ったの?」
「ち、ち違いますよっ」
「俺ってそんなに信用なかった?」
「ち、違いますって。そんなんじゃ、そういんのじゃなくてっ」
「……じゃあ、なんで泣くの?」
「…えっ……」
「どうしてそんな顔してるの?」
その言葉にハッとする。