あの日ぼくらが信じた物
 ぼくらはまた誰かに見られてしまわないように物陰に隠れながらキスをする。その時びっくりしたのはみっちゃんの舌がぼくの口に入ってきたことだ。

ぼくが大人振ってみっちゃんに舌を入れたことは有ったけど、彼女はただ黙って受け入れてくれただけだった。

でも今は違う。甘い溜め息にとろけそうな猫なで声が混じって、心なしかいつもより2人の密着度が増している。

ぼくのあそこも最高潮に硬くなっていた。


「んむむみっちゃん」


「な……に」


 いつまでも吸い付いて離れないみっちゃんを半ば強引に引き剥がしてぼくは訪ねる。


「また胸に触ってもいいかな」


「もうっ! ムードが無いんだから。自然な流れに任せればいいのよ」


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