あの日ぼくらが信じた物
「んんっ、あきらくんっ」


 ぼくがキスをするとみっちゃんもノッてきたみたいで、ぼくの首に手を回して身体を密着させて来る。


「みっちゃん。ここ、またこんなに溢れてきてるよ?」

「恥ずかしいっ! でもあきらくんだってこんなに」


 ぼくらはお互いをまさぐり合いながら、たどたどしい愛撫を交換する。


「みっちゃん、愛してるよ」

「あきらくん、私も愛してる。あきらくんだけなの」


 見詰め合う2人。互いの瞳にはそれぞれの顔が映り込んでいる。そして行われた2回目の突入は、最初のそれより容易タヤスかった。


「みっちゃん。みっちゃんの中、凄く温かい。痛くない?」

「うん、ちょっと痛い。こじ開けられてる感じ」

「やめようか?」

「ううん。でもゆっくりお願い。あきらくんを私の中に感じていたいから」


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