あの日ぼくらが信じた物
 少しはそういう刺激に慣れたつもりのぼくだったけど、あのみっちゃんがこんないやらしいことをしている、なんていう事実が快感を余計に増長させて、呆気なく果ててしまったんだ。


「むっ、ングッ」


 みっちゃんは眉間に皺を寄せながらもぼくの分身を最後まで吸い取って、でも我慢出来ずにシンクへ飛び付き吐き出した。


「ゴホッ、うえっ! あきらくんコレ不味い」


 顎から白く濁った液体を垂らしたみっちゃんを見て、ぼくは快感と共に征服感を味わっていた。


「ごめん、みっちゃん。でも最高に気持ち良かったよ」

「ううん、私慣れるようにする。気持ち良さそうにしてるあきらくん、セクシーだったもの」


 紅潮して俯いたみっちゃんが可愛くて、ぼくは思わず抱きしめた。


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