彼は高嶺のヤンキー様3(元ヤン)



私個人として、ヤマトに対して持っている強い感情は・・・。





(何を考えてるか、わからない・・・・)





その目を見ても、サングラスをしてるのでわからない。

第一印象は変な人、その後は良い奴?ではあったので友達になった。

一応、『凛』の味方ではあるようです。




「これもみんな、凛を『男』として勘違いして覚えとった瑞希はんのおかげやなぁ~?」

「その言い方やめて下さい。瑞希お兄ちゃんに問題があるように、受け取られちゃうじゃないですか?」



仲間と思ってるので、その辺の事情も話してはいる。



「子供時代は、男女の区別がつきにくいんです。瑞希お兄ちゃんが間違えていても、お兄ちゃんのせいじゃないです。」

「はぁ~ホンマ自分、瑞希はんが好きやのぉ~?」

「当然です!あの方・・・あの方は、私が世界で一番愛してるお方ですもの・・・・!」


今だって、会えないけど!

あなたに会えることだけを楽しみに、生きてるようなもの!

いじめだって耐えられる!



〔★やっつける方法を考えろ★〕



「うははは!話は中で聞くから、はよう入り~!」


瑞希お兄ちゃんを思い出していれば、手招きしながらヤマトが言う。



「あ、そうでした。」



それで我に返り、周囲を警戒しながら教室の中に入る。

隠れるようにして、教だんの机の中に座れば、隣にヤマトも座った。

腰を下ろしたところで、何気なく聞いた。




「ねぇ、ヤマト・・・毎日、『僕』とご飯を食べて平気なの?」




凛道蓮モードにも、いろいろありまして。

通常の場合は、主語は『僕』です。

基本、敬語になってます。

ただし、怒ったときや脅す時、戦う時、決め台詞を言う時は、『俺』を使うようにしてます。

大事な話や真面目な話も、『俺』ですが、場合によっては『僕』にします。

あと、瑞希お兄ちゃんに甘える時は~『僕』だねー!



〔★そこは聞いてない★〕




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