恋のルール教えて下さい ~憧れの課長と大人の恋~
「和泉?何してるんだ、こんなところで」
聞きなれた声がする。
「課長、会議終わったんですか?」
私が何か言う前に、佐野君が口を開いた。
「ああ、やっと上も納得してくれた」
葛城さんは、佐野君に向かって言う。重役も交えた営業の会議のことだろう。
「さすが。上も葛城さんに数字突き付けられて説得されたら、言う事聞くしかないですね」
佐野君、私のこと忘れて嬉しそうに葛城さんに答えてる。
「それはいいんだけど。なんで和泉がここにいるの?」
葛城さん、佐野君の席に座って作業をしてる私を見て驚いてる。
私に視線を向けてるうちに、ほんの少しだけど、優しい目つきになった。
「ちょっと手伝ってもらう事がって」佐野君が仕方なく答える。