恋のルール教えて下さい ~憧れの課長と大人の恋~
フニフニのボールで十分遊んだ後、私は、おもちゃのコーナーに移動しようと晃太を誘導した。

晃太も、ままごと遊びしようかというと、素直に従った。

私は晃太を抱っこして、コーナーを移動する。

晃太にはままごと遊びはまだ早くて、おもちゃをつかんで感触を確かめるだけだけど。

せっかく来たのだから、いろんな経験をさせてあげたい。

私は、晃太を座らせて興味の赴くまま、おもちゃを触らせる。

野菜の形をしたおもちゃに、ホットドッグの形をしたものもある。

晃太は、片っ端から取っては放り投げる。

意味あるのか?

って言われそうだけど。楽しそうだからいいかと思ってる。

晃太がぽいっと捨てるおもちゃを、ハンドタオルで拭いて戻す。

そういえば、妹もこんなふうになんでも口に入れて確かめてた。

「晃太、ママにそっくりだよ」

「ブゥー」と晃太が抗議する。

「そっか。そうだよね」

晃太が遊んだトウモロコシが、コロンと転がって、隣で遊んでる女の子のところに行ってしまった。

私は、「ごめんね」と言ってその女の子に謝った。

「はあい」と可愛い返事が返って来た。

可愛い花柄のスカートをはいたツインテールの女の子。

可愛い。

ニコッと笑った女の子が、こんなにかわいいとは思わなかった。

こんな女の子欲しい。

愛美、次は絶対女の子にしてね。

うわーっ、こんな子がいたら洋服代にオモチャ代で凄い金額貢いでしまいそう。

「かわいいのね。お名前は?」

「い、いずみ」
前のめりになったから、女の子がちょっと引き気味に答えた。

「本当に?お姉ちゃんも和泉っていうのよ。うわーっ。偶然だね」
私は、女の子の手を取って握手した。

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