恋のルール教えて下さい ~憧れの課長と大人の恋~
ばらくして、お昼を食べているとメッセージが来た。
――電話まだ通じる?一か八か昔のアドレスにメールしてみた。
牧野君からのメールだった。
携帯の番号は変えたけど、未だに使ってるアドレスに届いていた。
私は、届いたアドレスからそのまま「届いたよ」と返信した。
彼から、電話番号を教えて来たけど、電話はかけなかった。
返信はメールにした。
――子供がいたなんて、驚いたよ
――そう?
――半年くらい?男の子だね。
――うん。そっちは、女の子?可愛いね。
――旦那さんは、どんな人?
――普通の人だよ。
晃太の世話をしていた妹が、私の携帯をのぞき込んで来た。
「誰とやり取りしてるの?」
「ん、ちょっと仕事関係」
「そう……それより、牧野さん見かけたよ。和泉見かけなかった?」
妹が、興奮気味に母に向かって話した。
「牧野さんって?」母が呑気に聞き返す。
「和泉の元カレ。何度か家にも来てたでしょう?」
その時の思い出がよみがえる。
「ああ、高校生ぐらいの時ね。そういえば、それ以来家に男の子連れて来なかったわね」
「もう、いいじゃない。昔の話なんて。お腹減ったよう。何か食べよう」
私は、話をそらした。