恋のルール教えて下さい ~憧れの課長と大人の恋~

メールは何件か着信してたみたいだけど、食事中は無視して見ないようにしていた。

晃太を中心に話していて、周りの事は見ていなかった。

母が、私を見つめて立っている男性に気が付いて振り返った。

「どなた?お知合いかしら?」と男性に向かって声をかけている。

「和泉……」彼は、私の方を見て言った。

「牧野さん?」妹が私よりも、先に声をかけた。


「どうしたの?」
ようやく牧野君に気が付いて彼の方を振り返る。

「ちょっといいかな?」

「今すぐですか?」

私は、断ってくれないかなあと二人の方を見た。

二人とも、用事が済んだから、晃太寝かせるためにろそろ帰るって言うだろうし。

この辺りは不便だから、私一人で帰るのは大変だし。

「ああ」

牧野君は真剣だった。
< 155 / 267 >

この作品をシェア

pagetop