恋のルール教えて下さい ~憧れの課長と大人の恋~
その時は、彼が、私に対して怒ってるんだとしか思えなかった。

私と出かけなければ、こんな事にはならなかったし。

ずっと黙ったままなのもよくなかった。

当たり散らす彼を見て、急に怖くなった。

普段の彼は、すごく優しかったから、余計にそういう態度が理解できなかった。

「あのときはどうかしてた。
乱暴な真似したこと、謝るよ」
実際に彼は、頭を下げて謝った。

「うん。もういいって。過ぎたことだし」

「そうだね……」牧野君は、わかってるという仕草をした。

「その後のこと、覚えてる?」

「もちろん、忘れてないよ……」

「ごめんなさい。私も悪いところがあったね」

もう、なす術もなく見守ってるだけの人間じゃない。

どうしたらいいのか、相手と話しあうことが出来る。


「君には落ち度はなかったさ。悪かったのは俺だ。うまく立ち回れなかったから」

申し訳なさそうに彼は話してる。

「今から思えば、私あなたの事、散々振り回してたのね」私は、彼に謝った。

そして、彼の好きっていう気持ちに引きずられて、断ることが出来なかった。

気持ちがないと、はっきり伝えた方が彼のために良かったのだ。

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