恋のルール教えて下さい ~憧れの課長と大人の恋~
葛城さんはコーヒーを淹れにキッチンに戻って行った。
私は、シャワーを浴びて着替えたところだ。
結局、そのまま彼に引き留められて、一夜を過ごした。
ピロン
静かな部屋に、携帯の音が響いた。
私は、テーブルに置いた携帯に手を伸ばす。
妹が動画を送って来てくれた。
もちろん、晃太の動画だ。
朝からご機嫌とタイトルが書いてあって、晃太がお気に入りのオモチャで遊んでいる。
私はボリュームを絞り、動画を見る。
可愛い……
ほんと天使だなあ。
晃太を見ると表情が緩む。
笑った。晃太は、オアシス。
マジで食べちゃいたいくらい可愛い。
コヒーの匂いがしたなあと思ったら、葛城さんがカップを置いてくれた。
そして、無表情で私を見下ろしてる。
「葛城さん、どうかした?」
顔怖いですけど。
もしかして、食事前にスマホをいじってたこと怒ってる?
これは、かなり怒ってるよね。
私ったら、なんて行儀の悪いこと。
「ご、ごめん。すぐに仕舞うね」
「いや、それより、晃太って誰?」
これ以上ないって言うほど、冷たい表情だった。