恋のルール教えて下さい ~憧れの課長と大人の恋~
「ん?」

晃太がどうしたの?

何か不機嫌にさせた?

「嬉しそうにするよね。その名前呼ぶとき。
和泉、俺に言わなきゃいけないことってある?」

冷たい通り越して、ぞくっとするほど冷たい表情だった。

「ど、どうしたの?」余りの違いに言葉をなくした。


「すごく若そうだよね。呼び捨てだし、可愛いって連発してる。その男と親しいのか?」

「男?男って、誰の事?」私は、軽くパニックになる。

「その携帯で動画見てただろう?
一度や二度じゃない。俺に見られないようにして。

ボリューム絞るよね?そんなに聞かれたくなんだ。
いつも、こっそり見てるだろう?誰だよ、晃太って」

葛城さんは、別人のように冷たく言う。

「晃太がどうしたの?葛城さん、もしかして、これのこと?」

私は、閉じたばかりの画面を開いた。

晃太がキャッキャと言ってはしゃいでる動画を彼に見せた。

彼は、赤ん坊が元気に遊ぶ姿をじっと見つめていた。

「この子が晃太君?」

「ええ、そうよ。まだ8か月の赤ちゃんだけど。可愛いでしょう?」

「赤ん坊?」

「そう。私の甥っ子。妹の子供なの」

「そっか……えっと、なんだ……そうか」

「どうかした?」

「いや、何でもない」

わずかに顔が赤くなってる。勘違いしたって気が付いたんだ。
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