恋のルール教えて下さい ~憧れの課長と大人の恋~
葛城さんは、以前海外事業部にいたから、普通の社員より英語はかなりできる。

二人で映画見てても、字幕と関係ない所で笑ったりするし。

聞いてみたら、日常会話なら不自由ないそうだ。

勉強してるってことは、異動したいと思ってるのかな。

また、海外事業の部署希望してるのかな。

全然そんな事言ってなかったけど。

チャンスがあったらそれとなく聞いてみよう。


「ごめん、寝ちゃってた」

台所の片づけをしていたら、彼の声がした。

「いいよ。疲れてるみたいだから、散歩は夕方にしようか?」

私は、濡れた手をタオルで拭いて答える。

「ん、そうしてもらえるとありがたい。今、外に出てもまっすぐ歩けるとは思えない」

昨日は、接待で遅くまで付き合って飲んでたみたいだ。

寝ていいよって聞いて、葛城さん、すでに寝息を立てて寝てしまった。

そっと彼のもとに近づく。

整った顔に、キスしてあげたいけど。眠りの浅いうちにキスをしたら起きてしまう。

私は、ただ見つめているだけにした。

私は、こういう相手が無防備にしてる姿を見るのが好きだ。

気を許してくれてるんだなと思う。

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