恋のルール教えて下さい ~憧れの課長と大人の恋~
出口はどこだろう。

人が増えて来て、坂下さんを交わしながら一人で逃げ切るのも難しい気がして来た。

「ちょっと待っててば」腕をつかまれて引き寄せられる。

「葛城にはだいぶ貸しがあるんだ。君で返してもらおうかな」

「あの……体で返すんなら、お掃除頑張ります。その他にも」

「その心配はないよ。業者が後で全部やってくれるから」

「それなら……」

「真梨香の言う通り、君はいろんな男を知るべきだ。あいつ一人じゃ判断できないだろう?」

「それは、間に合ってますから。放っておいてください」

「ダメ。逃がさない。早くあいつの悔しがる顔見たいんだよね」

「そのために、私と?」

「う~ん。その理由が一番と。君の背中が二番目かな。凄くそそられるよ」

「えっと……」どうしよう。腕、掴まれちゃった。

< 259 / 267 >

この作品をシェア

pagetop