恋のルール教えて下さい ~憧れの課長と大人の恋~
「君には、本当に悪いことをした。
これの埋め合わせなら、何でもするから、遠慮なく言ってごらん」
そんな彼が、私の横で微笑かけてくる。
欲しいものと言われて、思いつくのはお金くらいだけど。
でも、こういう時に、お金と答えるとまずい。
「欲しいものがなければ、して欲しいことでもいいよ。急ぐ必要はないから、ゆっくり見つけるといいよ」
「欲しいものはないです。
でも、葛城さんにして欲しいことが……
あるには、あります」
お金以外なら、これだという事がある。
ずっと気にしてたことだ。
こんなモテ男なら、女として、私のどこがまずいのか教えてくれそう。
「なに?」
「葛城さん、私、どうしたら付き合ってもらえると思いますか?」
「ええっ?」
彼は、目を丸くした。
「き、君は、俺と付き合いたいのか?」
驚いてるみたいだ。
「ええっ?」
葛城さん、まさか。違いますって。
いくら私でも、そこまで図々しくないです。