恋のルール教えて下さい ~憧れの課長と大人の恋~
「人がいる所は……」恥ずかしいです。

「じゃあ、他には誰も居ないところでね」
くすっと笑って、耳元でそんなこと言う?

彼の言葉が、罪なほど突き刺さる。

完全に遊ばれてるみたいな私。

「本当に送らなくて大丈夫か?」

「はい。残業で遅いのは慣れてますし。いつもこの時間なので」

部屋の前まで来られたら、私どうしていいのか分からないです。

「少しずつな。ゆっくり行こう」

「はい」

ゆったりとした時間。

電車に乗っても、足がふわふわしてる。

昨日さよならした時の、気分の高揚がずっと続いている。

寝る前にシャワーを浴びても、

『早く、ここにキスしたい』なんて言葉思い出した。

ゴンと音がして、下からお湯をかぶってしまった。

落としたシャワーヘッドを拾う。


遅くまで眠れなかった。

誰かの事を考えて眠って、目が覚めると朝日がまぶしさが心地いい。

寝不足だけどいい気持ち。


彼に、抱きしめられたふわっとした気持ちがずっと続いている。


朝オフィスに来て、忙しく電卓をたたいている間も。

葛城さんが身近にいる感じ。


そんな、心地よい空気がいきなり乱された。


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