恋のルール教えて下さい ~憧れの課長と大人の恋~

「京佑、もっと早く私に会いに来るべきじゃないの?
可哀そうな犠牲者、増やさないためにね」

「犠牲者って何だよ」

「この人はね、至る所で浮名を流して、女性が絶えないのよ。
本社に来たばっかりだって言うのに、少しは自制したら?
でも、無理か。あなたの手の速さ、本能だもの」

「適当な事言うなって」

本当に、そうだなと思う。

それだけ注目を浴びるのわかるなあ。

素敵だもの。

「でも、こうして彼女のことを公にするの、まず、私に相談して欲しかったわ」

「君に相談する必要はない」

葛城さん、イラついてカップをゴミ箱に投げ捨てた。


真梨香さん、イラつかれても構わず会話を続けてる。

「そう?でも、面白いわね。
こっち来て早々、ビル中の有名人だなんて。色男さん」

「お前らが、広報誌やホームページで、俺のこと勝手に持ち上げて、変な噂流すからだ」

わが社の、先輩紹介コーナーに葛城さんの写真が載っている。

そのことは、全社員が知っている。

雑誌のインタビューを受けていたのも、見たことがある。

「あら、何もないのに噂なんか出たりしなでしょう。
そうやって、あなたの行動が、裏づけて来たんですもの。
それに、仕方ないわ。あなたは、わが社の広告塔ですもの。

あなたの写真HPに載せたら、女子学生の応募が倍増してるし、広報誌も配ったら、いつの間にかなくなっていて、余りも出ないんですもの」
< 83 / 267 >

この作品をシェア

pagetop