恋のルール教えて下さい ~憧れの課長と大人の恋~
「京佑、もっと早く私に会いに来るべきじゃないの?
可哀そうな犠牲者、増やさないためにね」
「犠牲者って何だよ」
「この人はね、至る所で浮名を流して、女性が絶えないのよ。
本社に来たばっかりだって言うのに、少しは自制したら?
でも、無理か。あなたの手の速さ、本能だもの」
「適当な事言うなって」
本当に、そうだなと思う。
それだけ注目を浴びるのわかるなあ。
素敵だもの。
「でも、こうして彼女のことを公にするの、まず、私に相談して欲しかったわ」
「君に相談する必要はない」
葛城さん、イラついてカップをゴミ箱に投げ捨てた。
真梨香さん、イラつかれても構わず会話を続けてる。
「そう?でも、面白いわね。
こっち来て早々、ビル中の有名人だなんて。色男さん」
「お前らが、広報誌やホームページで、俺のこと勝手に持ち上げて、変な噂流すからだ」
わが社の、先輩紹介コーナーに葛城さんの写真が載っている。
そのことは、全社員が知っている。
雑誌のインタビューを受けていたのも、見たことがある。
「あら、何もないのに噂なんか出たりしなでしょう。
そうやって、あなたの行動が、裏づけて来たんですもの。
それに、仕方ないわ。あなたは、わが社の広告塔ですもの。
あなたの写真HPに載せたら、女子学生の応募が倍増してるし、広報誌も配ったら、いつの間にかなくなっていて、余りも出ないんですもの」