溺愛ドクターに求愛されて
「だって、沙織がそういう事言ってくれるの初めてだしさ。両親がいない事も知らなかったし、浮気を絶対に許せないって言ってた理由も分かった」
チュッと音をたてて唇にキスした裕介が嬉しそうに微笑む。
「俺の事が恋しいとか、俺がいないとだめとか……すごい嬉しい。沙織、あんまりわがまま言わないしさ。甘えてくれないから」
そんな事ないと思う。私、裕介にたくさん甘やかされて欲張りになってる気がする。
「俺がこうやってデートをキャンセルして遅くなっても怒んないし。お疲れ様って笑顔で迎えてくれるし、夜食まで作っといてくれるし。俺ばっかり甘やかしてもらっててごめんね」
「だって、裕介が患者さんのために頑張ってるの知ってるから。医師としての裕介も好きだし、尊敬してるの。支えたいって思うけど、私に出来るのなんて、それくらいだし……」
寝ちゃう前もそんな事考えて悲しくなったんだっけ。