溺愛ドクターに求愛されて

これは、玉依姫が奥宮まで乗って来られた黄色い船を小石で包み隠したと伝えられる『船形石』。


玉依姫は物事の始まる新しい事象にご神徳があり、神秘的な女性の心身作用も月を司る玉依姫の導きだといわれている。


この小石を持つと、航海や旅行が安全に進むと言われている。


この『船形石』の隣にあるのが、奥宮の本殿。


本殿の地下には巨大な龍の穴があり、江戸時代に大工が誤ってノミを落したところ、急に雲行きが怪しくなり、風が起こり、ノミを空中へ吹きあげたという逸話が残っている。


しかもまたその場所には私達二人しかいなくて、別の世界に迷いこんでしまったみたいだ。


そうなるとやっぱり怖くなってしまって裕介さんの手をぎゅっと握ってしまう。


それを見て裕介さんはクスクスと笑ってるけど、だって怖いんだもん。


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